Paul Delon's Film Festa

ポールドロン・エンターテインメント公式ログ

カテゴリ: Jownmakc

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from Jownmakc

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ハックの森
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COPSインド受賞
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ヨシマックス



ヨシマックス
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この漫画がおもしろい!!
スタジオLTX推薦
『エルドラルド』(by Jownmakc マケドニア共和国デビュー漫画家)

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https://www.alphapolis.co.jp/manga/613078224/602537395/episode/4664704




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Godwin by Jownmakc

このSF映画がおもしろい

幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。まことにその人は主の教えを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ。その人は水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は何をしても栄える。ー詩篇1:1-3

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時(此の書物は二十一世紀のフィクションで在る。)


 近未来。タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』を想起させる重層高速道路のカーブポイントが今居る2Fカフェのガラス窓向こうにソビエテイル.



 その日は師と個人的に話をする時間を持つ日だった。師はコプティックカルチャーの中でマインドレッスンをして居られた。人生の神秘は、地上での生活の最後の一瞬まで、少しずつ見てゆける、そう彼は教えてくれた。私はまだ若過ぎて、今見えない事が一杯ある、と。

師は私に言った、「貴方は芸術家だ。それは他を幻惑の世界に連れ込む、という大きな力を持って居る。しかし、その力は貴方に預けられたもので在って貴方のものでは無い貴方其れで慢心を持って振舞うなら、その特殊な力は貴方を去るだろう。しかし其れが人々に夢を与え、貴方がその働きの中で慢心を捨てるなら、そして世界を繋げる役割の一部を果たそうとする意志が有るなら、貴方其の与えられた力に由って、地上での時間が満たされる。その仕事が終われば天上への時さ

これから書き記す事は政変の為に逃亡を余儀なくされた時期に、私が記録していたノーツからの抜粋である

仮名だが、私の名はクリント・イースター。この世界には不思議な事がある。人生様々だ。その日、若い男が訪ねて来て私に言った、「君の地上での日々はクリスタルストレジに収められた。」

 その言葉を残すと、彼はそそくさと去った。一瞬動揺したが、すぐに私は彼を追った。だが彼の痕跡を確認することは出来なかった。空に虹が架かって居た其れは天使だったかも知れない

 私の存在についてカンガエテミル.



 ノーツは大量に在った。逃亡先で逃げ込んだスターバックスのペーパーナプキン走書きしたものから、北米大学ノートに安い青ペン細字で記録したもの迄。エレクトリックツールで執筆しクラウドに置いて居る記録の断片は時々表示がオカシイ.

自分を時々確認しなければ簡単に時代の濁流にノミコマレテシマウ.

PCを前にノーツを点検スル.

北アフリカ・アレクサンドリアは混乱した私には似合う町だ。他人と自分のキョリカンガイイ.(PCのグローバル変換アプリケーションソフトの調子は時々良くない。)

自業自得支配層の極端崩壊による政変只中でのストレスフルな環境よりずっと此処は良い。

 政変を逃れた私はアレクサンドリア図書館で作業し、静かに人と交流せずに過ごして居た此の図書館に新開発の資料保管装置が在った。クリスタルメディア使用するモノダ.

 私は思った、「あの男が言ったものは、こういうものなのだろうか?」国外逃亡少し前に、アメリカバークレーに在る企業が『バーガスボード』と云うデータストレジを私に紹介した。企業のビジネスマンが私の元に来て説明した事があった。『バーガスボード』では記憶系に最先端のクリスタルマテリアルを使用しています、とは言った。この電子ボードはタフな頑丈さを誇り、巨大なデータを運ぶことが出来、世界のあらゆる端末に自動接続可能、更にハイパーセキュリティ搭載、という『脱兎様なスペックを持って居た故に通称ラビットと呼ばれた。其のラビットは私の全てを記録した。国を出る時、私はラビットを黄色い防水鞄に入れた。つまり、その鞄には私の素顔が隠された訳である。

後にアレクサンドリア図書館で秘かに職を得たが、到着するの道程は追手を眩ませる為に複雑にした。私は黄色い鞄と共に、アジアを巡ったのだ。ペナンからクアラルンプール迄の移動中、山間を凄い勢いで爆走するバスの積荷が遠心力に耐え切れず谷に落下其の荷にラビット載って居た・・・・・

 私はラビットを失った。


 そして本日、ハオヤン名乗るアジア映画会社CEОが、私のアパルトマンに来た。ムシュー・ハオヤンはラビットからデータを読み取って居た。彼は私と契約しに来たのだ、自身のカンパニーでプロデューサーにならないか、と。彼はラビットのデータから、私の稀有な体験が面白い映画になると確信したと云うのだ。

私はムシュー・ハオヤンに、ラビットを手に入れた経緯を尋ねた。するとどうやらラビットの鞄渓谷を落下した後、山岳地方を流れる川にのみこまれた様だ。其れはムシュー・ハオヤンの姪たちによって発見されたと言う、「クリント・イースター君、こういう訳だよ。僕には、まだ十歳にもならない三人の姪たちが居るんだ。彼女らは川遊びが好きでね、いや実際、川遊びってのは楽しいんだ。大人になっても飽きないもんでね。ある日、僕も彼女らと一緒に川遊びしてたんだ。でも僕は川岸に置いた寝椅子で本を読みながら寝入ってしまっててさ、彼女らの叫び声で目を覚ましたんだ。あれ、何ィーっていうね。川を眺めると黄色い鞄が川を流れてゆく。」



 映画会社の社長だからか、ムシュー・ハオヤンの話はなかなか面白い

「川から黄色い鞄を引き上げ、開けてみたよ。素晴らしい防水加工が施してある鞄だったね、中には見たもない電子(エレクトリック)ボードが入って居た。」

私は思わず身を乗り出した、「バーガスボード!」

「バーガスボードと言うのか、ま、何でもいい・・・。ボードのメモリに記録された男の人生は面白かった。は仕事柄、変わったものを沢山見てきた。ハイパータイムロードをくぐり抜けるタイムマシンだと言われて、可笑しな乗り物に乗せられた事も在る。ワンダーなモノを発見するのは何時だって好奇心タップリの人々だ。私のカンパニーで映画プロデューサーにならないかね、クリント・イースター君。」

 ムシューはそう言い残すと、契約書の入った封筒とビジネスカードを置いて去って行った。

ラビットは、とんだ履歴書(レジュメ)になってしまっていたらしい。

 それから私は愛車のフィアットで海岸端まで少し運転し、その場所から見える地中海を暫く眺めていた。此処から見える海は、少年の頃の記憶を呼び覚ます・・・



 アジア映画会社社長ムシュー・ハオヤンはラビットに記憶された私のこれまでの人生を眺めて居るだろう。私はムシュー・ハオヤンの申し出を受けて、彼のスタジオの映画プロデューサーになることにした。映画プロデューサーという仕事は、映画の企画に関わる事も多い。ムシュー・ハオヤン自身もまた謎の人物だったが、彼は私の人生に興味を持った。ラビットのメモリーは私の告白録と言うべきか。

数奇な運命を生きる者には更なる数奇な運命が訪れる。映画プロデューサーとなった今それを又深く感じる。私は新規入手した『ラビット2』に次の記録を書き込んで居る


八月九日・・・ そう、私は映画プロデューサー、そして監督でもあるクリント・イースター(仮名)。私にはペンネームや、オリジナル・ファミリーネームを含めて幾つかの名がある。何故なら私は自分の正確な素性を明らかにする事が出来ない立場だからだ。実際、妻は居る。だが妻も又ある組織に追われ素性を隠し、今はジャポン・九州のとあるチャイナタウンで、ある職人の仕事を手伝っている。妻はニーナ(仮名)。

 彼女が、ある組織に追われている事は知っていた。私は彼女の過去を問わず私の妻としたのだ。しかし妻とは、もう五年も体を重ねていない。何故こういう事になってしまったのか。一つの理由は、追手から身を隠し続けなければいけなかったからだ・・・。

 私は決して自分を敬虔であるとは言えないが、ジーザス・クライストを主と信じる男だ。そして、もう私は何ヶ国も横断し逃亡してきた。モーセだってそうだったじゃないか、私は自分にそう言い聞かせる。今の生業を持つずっと前、カナダのバンクーバー市に一年間住んでいた事もある。バンクーバー市には多くの民族がモザイク的に生活している。風通しの良い街だ。とても住み易かった。市内にはパンジャブ地区と呼ばれるインド系移民の町がある。私はそこに入り浸っていた。その町に入れば私の民族性を問う者は誰も居ない。私は一年間、潜伏していたような感じだった。簡単に書けば私は元・小国のプリンスだった。しかし政変により、生まれ育った国を出る事になったのだ。多くの者は私が生存している事も知らないだろう。映画プロデューサーとは、映画製作の中心に居る割に顔は目立たないから髭でも蓄えれば人相で特定しづらい存在だ。それにオリジナル・ファミリーネームは使っていない。あくまでクリント・イースターだ。私も、自分がこのように逃げ続ける人間になろうとは想像していなかった。妻もそうらしい。そういった複雑な事情から、妻とはなかなか会えない。私は時々、五年前に妻と互いを求め合い、重なり合った事を想い出す。私は妻を隅々まで全て愛した。そしてキスを繰り返した。妻も私を深いところで受け入れ、私の愛の行為に感じ入った。今、アニメーション映画のプロデュース業の為に、私はジャポン・関西に滞在している。長期滞在だ。妻とは離ればなれだ。私も妻も四十四歳。まだまだ、私たちは互いへの愛の行為に燃えられる年齢のはずだ。


 私はインド本国に行った事が無いが、『インド洋』という言葉にいつもトキメキを覚える。そこは美しい海に囲まれた夢そのもののような楽園ではないだろうか、と。インド人の友人は居る。私はその友人を介してインドのドレスを手に入れ、妻に贈った。妻は「ありがとう」と言ったが、インドにはあまり興味を示さなかった。

 現在インドはヒンドゥー教がマジョリティで、キリスト教徒は少ない。私はキリスト教徒だが、インドの文化や芸術的デザイン性に大きな興味がある。そこでこの夏、妻に、共にインドへの旅に出ようと持ち掛けたが彼女はあまり乗り気ではなく断念した次に妻に会えるのは何時になるのか。映画プロデューサーとしての仕事は、実は色々と忙しい。

 私が敬愛している映画監督マエストロ・F・フェリーニはかつてこう言った、「私が監督した映画のプロデューサーと呼ばれる人々が一ドルだって自腹を切らなかった、と知って居るのは僅かな人のみだ。映画製作バジェットは別の場所から入って来るのだが、それはプロデューサーの財布に収まるのだ。プロデューサーは可能な限り金を自分のものとして残す為に、フェリーニ監督が天気屋で金勘定が出来ない男で、周囲も監督の暴走をコントロール出来ないという伝説を作るのさ。そして、プロデューサーらだけが私の狂気を追い払う事が出来る、と皆に信じさせるんだ。そうやって彼らだけが私をコントロール出来るという嘘の理由で、バベルの塔を建設出来そうな位の沢山の金を要求するんだよ。映画作りは巨大事業となり映画監督はこの巨大経済の囚人となり、プロデューサーという名の怪物に操られる。だが私の仕事は、一つの道を表現し、そこに登場人物が様々な感情を出す事を見せるってことなんだ。」

 この言葉の真実性はフィフティフィフティだと思う。

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