カテゴリ: cinema oasis

[SF冒険譚のはじまり]



 私、TAKA KURA(蔵鷹)は一人の学者として、クリントの手記や、ギャルソンのレポートも譲り受け、此の壮大なる冒険旅行の報告書をマケドニア共和国のオフリドにて纏めて居る。キャピタルシティ・スコピエから四時間ドライブで此の湖岸の町に着く。
 美しい町だ・・・。造形的色彩的に宮崎駿監督アニメーション映画作品『魔女の宅急便』を私はリコールして居る。丘の斜面に集合して居るハウスホールド群を通り抜けた処の、古教会下方に設置されたアンダークリフ・スイミング&ベイジングエリアでは、ヨーロッパ中から集まった様々な人々が水辺で遊ぶ。オフリドの港から二時間程舟で行くとトリニタリアニズム(キリスト教に於ける、創造主なる神・その神の子なるイエス・そして聖霊ホーリースピリットが、三位一体ホーリートリニティで在ると信じる主義)を主張したアレクサンドリア(現在カイロに次ぐエジプト第二の都市と成って居る町)のアタナシオス(AD296-373)を記念する古教会も在る。
 文化人類学者の私としては、一体シバリンガムとは何だったのか、を言及する事に為る。
 兎に角シバリンガム遺跡から超古代のゴーレムが蘇った。そして其のゴーレムが赤い有翼大蛇と戦ったのだ。我々は其の事を目撃した。あれは『アルマゲドン(決戦)』だった。我々は幻想を見たのだろうか? そうでは無い、『アルマゲドン』は全ての人の心の中で巻き起こる戦いなのだ。その中で、我々は聖霊の大いなる助力を受ける。そして荒振る有翼大蛇に勝利した。オフリドの雄大な景観は勝利を祝福した。
 日常は大切だ。そこから時々飛び出して冒険に出たいとしても・・・。二十世紀の或る偉大な著作家は、かつては人と人とが、グループを互いに組み、それが国家だとか民族だとかの集団になり、その集団同士が戦った、・・・だが、それは前時代の事だ、・・・今は其の戦いは個人の心の中で行われる時代になった、と言った。我々は自分の心を見つめ其れをコントロールする事を習得しないといけない。今世紀は、そういったマインドシフトのマイルストンの時代となるのだろう。マザーテレサやダライラマの様な人々が其の先人なのだろう。だが、旧約聖書外典の中で天使はたしか、人がむやみに時を区分するべきではないと云っていたと思う。すべてはひとつの中に在るのだ・・・。おわりとはじまりは一緒だ。境目は無いのだと。

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