アーサー王

5世紀後半~6世紀はじめ。ブリテンのモナーク。
Glastonburyabbey
(アーサーが眠るというグラストンベリー修道院)

THE KNIGHT STORIES によれば、アーサー王は AD500年代初めに
ローマン・ケルトのブリトン人を率いてサクソン民族の侵攻を撃退した人物。

伝説上の王としてのアーサー王は、
超自然的な存在や人間から、ブリタニア国を守る屈強な戦士として、描かれた。

アヴァロン ・・・

戦で致命傷を負ったアーサーが癒しを求めて渡り最期を迎えた島。<AVALON>

ブリテンにあると言われる。

そして、

イエス・キリストが、アリマタヤ・ヨセフと、ともにブリテンを訪れた際の上陸地。

そこがイギリス最初のキリスト教会となったと語られる。

アヴァロンの場所は、今日グラストンベリーではないかと考えられる。

アヴァロンは美しい林檎で名高い楽園であった。

ケルト・ランゲージで林檎を意味する「abal」に由来する地名らしい。

(ギリシャ神話にも、黄金の林檎で知られる楽園の記述がある)


アヴァロンはキング・アーサーの遺体が眠る場所とされる。

異説によれば、アーサー王は未来のいつかに目覚めるため、ここで眠っているだけだという。



アーサーは、サクソン人を撃退し、

ブリテン、アイルランド、アイスランド、ノルウェー、フランスにまたがる王国を建設した、とされる。

アーサーの父ペンドラゴン、マーリン・ザ・ソーサラー、グィネビア妃

といった、キング・アーサーに関係する人物も有名である。


エクスカリバー

Excalibur

アーサーが持つとされる剣。魔法の力が宿る。ブリテンの正当な統治者が持つとされた。


アーサーはこの石に刺さった剣を引きぬいて王になる。

石に刺さった剣を引き抜くことは、「本当の王」、

すなわち神により王に任命された者にしか出来ない行為だった。



アーサーの出生

ユーサー・ペンドラゴン(アーサーの父)は、敵対国コーンウォール王ゴルロイスの妃イグレーヌに恋をし、イグレーヌを奪うためコーンウォールに攻め入った。マーリン・ザ・ソーサラーの力を借りてゴルロイスに変化、・・・ゴルロイスに姿を変えたペンドラゴンとイグレーヌは肉体関係を持つ。彼らはその後結婚。子が出来るが、その子をマーリンに預けた。この子がアーサーである。


キャメロット

Camelot

キングアーサーの建設した王国ログレスの首都。

この地にキャメロット城がつくられた。

そこから多くの戦いに出陣したという。

その正確な位置は失われ分かっていない。


ティンタジェルTintagel

UKの、コーンウォール地方の村。

この地に所在するTINTAGEL CASTLEはアーサー王に関係する城だったという伝承がある。

最近では観光地として有名。日帰り旅行の目的地。

アーサー王の生誕の地として紹介されている。


モードレッド(Mordred)

勇猛な騎士。アーサーの甥または息子と言われる。

アーサー王に対して謀反を起こし、カムラン(正確な場所:不明)の戦いでアーサー王に致命傷を負わせるが、戦死。

アーサー王は槍でモードレッド卿を討ち果たすが、アーサーもまた深手を負う。

死を悟ったアーサー王は最後まで付き従った円卓の騎士ベディビアに、

聖剣エクスカリバーを湖に投げ入れるように命じた。

王は傷を癒すためにAVALONに向かうもそこで死を迎えたとも、

今なお回復の途上にあり、いつの日か再び現れブリテンを支配するともされている。


*アリマタヤ・ヨセフが、キリストの磔刑のさいのイエスの血を聖杯で受けたとという伝承もある。

アリマタヤ・ヨセフは、その聖杯とともにブリテンAVALON島に渡ったという伝説もある。

現在のグラストンベリー修道院とされている。

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