かつて、日本の映画監督は、イタリアのチネチッタ付属映画学校で、
学んだひともいた。

他国で学ぶ、ということが、あたらしい風を心にはこんでくることもある。
いや、それが、非常に多いのだ。

Cinecitta
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 学内業務に対する私の考えは、学生とのコミュニケーションという面が大いにあると

考えている。これまでの教員生活で、学生がいろいろな迷いなどに直面していたり、

そのようなことを抱えていたり、ということを目にしてきた。しかし、そういうものの

答えを私が出してあげられるというものではない。ただ、コミュニケーションを通して、

お互いに、いい影響を与えあえるという部分は感じられる。明確な何かではなく、共に

時間を過ごす、共に考えるという中で、おぼろげな道が見えてくるという事に協力する、

ということが大切だと感じている。

 また、学内業務というのは、学校という1つのコミュニティを保持するという面がある。

コミュニティが保持されているからこそ、学生の居場所になる。そこは無秩序であっては

いけない。無秩序な国に人は住めないのと同様、維持されたコミュニティである学校が

確立されていなければ、学生も安心して生活することはできないだろう、と考えている。

 しかし、もちろん、学校は自由な発想の発露を促す場所であるので、自由さと無秩序を

混同しない文化を学校はつくっていかなければいけない。自由な校風は大切な要素だ。

 各種部会委員会業務は、上記のような哲学につながるものであると考えている。

 入学試験は東亜大学において、数回面接試験官をさせて頂いたことがある。入学してくる者にとって、非常に重要で忘れがたいものだろう。

 私自身、自分が入学試験を受けた時の事をよく覚えているし、いい思い出だ。そのようなよき思い出となる入学試験を提供できるのがよいと感じている。